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Amazonのタイムセールで起こる各販売店への影響について

公開日
2020年02月03日 13:42
最終編集日
2024年11月20日 16:46

Amazon.co.jpや各主要なECモール、家電量販店と取引されているご担当者様にとって、タイムセールの実施時期や過去の価格への影響を気にされているケースも多いと思います。

今回はAmazon.co.jpが過去に実施してきたタイムセールの情報取りまとめと、タイムセール対象商品の実施前後の各販売サイトの掲載データを取得し、過去の履歴から価格変動の推移をまとめました。

Amazon.co.jpの主要なタイムセールの種類

まずはAmazon.co.jpが過去に実施した主要なタイムセールの種類と実施する時期に確認しましょう。

特選タイムセール

  • ユーザー評価の高い商品を年間最安値で販売
  • 24時間限定で、3月→「3月30日(土)9時から4月1日(月)23時59分まで」のように開催される。

数量限定タイムセール

  • 売れ筋商品を期間限定で値下げ
  • 基本毎日実施されており、最大で8時間の間、実施される

プライムデー

  • プライム会員限定又は無料プライム会員限定の最安値販売
  • 毎年7月に世界で100万点以上の商品を36時間の間、実施される

サイバーマンデー

  • 新商品・先行販売商品・数量限定商品を販売
  • 毎年12月実施され、2018年は第2月曜日が日本版の「Cyber Monday」として認定され、冬のボーナス時期に合わせて実施したとされている
  • 78時間限定で最大50%まで値下げが行われる。

Amazonタイムセール祭り

  • 他キャンペーンが無い月に実施
  • プライム会員以外は、セール開始30分後から購入可能
  • ポイントアップキャンペーンにエントリーしておけば、タイムセール期間中に買い物をするだけで最大8.5%のポイントが還元される。プライム会員になっているだけでも3%還元など、会員のランクごとに異なる。

2019年の開催実績及び開催予定

本年の本日時点までの主要なタイムセールの実施をまとめてみました。
毎年、新しいタイムセールが実施されることもありますが、過去の開催実績を見ると、ある程度の実施時期の傾向が見えてきます。

キャンペーン名実施月と期間
初売り1月2日(水)18:00〜1月4日(金)23:59まで
タイムセール祭り2月1日(金)18:00〜2月3日(日)23:59まで
タイムセール祭り2月27日(水)18:00〜3月1日(金)23:59まで
タイムセール祭り3月30日(土)9:00〜4月1日(月)23:59まで
新生活応援まとめ買いキャンペーン3月15日(金)12:00〜4月14日(日)23:59まで
入園入学・新学期準備キャンペーン3月〜4月の間
タイムセール祭り4月20日(土)9:00〜4月23日(火)23:59まで
タイムセール祭り5月11日(土)9:00〜5月13日(月)23:59まで
タイムセール祭り6月1日(土)9:00〜6月3日(月)23:59まで
プライムデー7月15日(月)0:00〜7月16日(火)23:59まで
タイムセール祭り7月31日(水)9:00〜8月2日(金)23:59まで
タイムセール祭り(開催予定)8月31日(土)9:00〜9月2日(月)23:59まで

事前に予告されていた対象商品の実施前後の価格変動・推移

以下は「Jabra Elite Active 65t Copper Blue」を例として、4月に実施されたAmazonのタイムセール祭りでの各モールと量販店のタイムセール前後の価格推移を調査した結果となります。

商品名:Jabra Elite Active 65t Copper Blue(メーカー:Jabra ワイヤレスイヤホン)

価格変動グラフ

タイムセール実施後に「Amazonco.jpと各量販店サイトが価格競争している」のが把握できます。
その後、Amazon.co.jpが価格を戻した後に時間差で各サイトで価格を戻しているのがわかりますが、「Yahooショッピング!内の販売店で価格が下がったまま」の状況になっているのがわかります。

今回のようなタイムセールだけでなく、ECの販売競争においては、見えない価格変動や価格下落が頻繁に発生しています。

直接お取引されている法人については、予めタイムセール特価として施策を行なっているケースもあるかと思いますが、タイムセール前後のお取引されていない店舗への価格の影響は、ECの特性上の問題で価格競争が発生しやすいため、主力商品においては常に把握しておく必要があると考えられます。

まとめ

このようにAmazon.co.jp、主要なECモール、家電量販店サイトなどのタイムセールの時期を把握し、自社製品への価格の影響がないかを予め予測することが重要になってきます。

価格調査によって過去データを履歴として保持することで、価格競争が起こった時の他販売店への影響の1つの要因として、抑えておくべきポイントだと思います。

弊社が提供している「プライスサーチ for ブランド」では、タイムセールのように24h価格変動が発生する流通先のECサイトの調査を自動化し、可視化することができます。

メーカー様の課題に合わせて流通販路のECサイトの調査や1日の調査頻度を自由に選択することが可能(タイムセールの場合、24h調査を推奨)です。

今回のように特定の時間(1時間限定で行われるタイムセールなど)や特定のモール(主要なAmazon、楽天、Yahooなど他150サイト)の過去データと履歴が把握することができます。

自社製品の流通先の価格競争の状況を把握したい、タイムセールのレポートに興味がある、自社の流通販路を把握したい、などの課題感があるメーカー事業者様がおりましたら、お気軽にご相談やお問い合わせください。

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