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Amazon出品のセラーとベンダーの違いとは?それぞれのメリットデメリットについても解説

公開日
2024年07月23日 18:02
最終編集日
2024年07月23日 18:06

Amazonは、世界最大のオンラインマーケットプレイスであり、多くの企業がここで商品を販売しています。しかし、Amazonで販売する方法は一つではなく、大きく分けて「セラー」と「ベンダー」の二つの方法があり、それぞれに特徴があります。本記事では、これらの違いと、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

Amazonのセラーとベンダーとは?

セラーとは

セラーとは、メーカーや販売業者が自分でAmazonに商品を出品して販売するスタイルです。ここでは、商品を買うのは一般のお客様で、商品が売れるかどうかはセラー自身の管理と努力次第です。つまり、セラーは価格設定や在庫管理、出荷などすべての販売プロセスを自分で行います。これにより、自分のビジネスを直接コントロールできるのが大きな魅力です。

ベンダーとは

ベンダーは、商品の供給者としてAmazonに商品を卸し、販売はAmazonが行うスタイルです。簡単に言うと、商品をAmazonに売ることで、あとはAmazonがその商品を販売し、注文やカスタマーサービスもAmazonが担当します。この形式は、Amazonからの招待が必要で、大手メーカーやブランドがよく利用しています。販売の手間が少ない反面、価格の設定には制限があることもあります。

料金体系の比較

ベンダーとセラーではそれぞれ料金体系が異なります。

プラン料金体系
ベンダー0円(販売手数料なし)
セラー(大口出品)4900円/月+販売手数料
セラー(小口出品)0円/月+販売手数料

※ベンダーは定価以下での卸売が前提となるため、必ずしも有利とは限りません。

セラーのメリット

1.価格設定の自由

出品者自身が価格を決めることができるため、自由な価格設定が可能です。これは、大きなメリットであり、自分の戦略に基づいて価格を決めることができます。
ただし、競争の激しい市場で成功するためには、競合価格の調査が不可欠です。特に、競争が激しいカテゴリーでは、正確な価格設定が売上を左右します。
プライスサーチなどの価格調査ツールを使えば、価格調査を自動で行い、効率的に適正価格を維持することができます。

プライスサーチではAmazonの価格調査も可能です。
毎日自動で価格の調査と更新を行うことが可能ですので、より効率的な価格調査を行いたい場合はお気軽にお問い合わせください。

2.商品の選択自由

セラーは販売する商品を自由に選ぶことができるので、さまざまなカテゴリーの商品を扱うことができます。競争が多い市場では、商品選びが重要な差別化ポイントになることもあります。ただし、一部のカテゴリーではAmazonからの許可が必要なことがあります。

3.配送方法の選択

セラーは、自社の戦略に合わせてFBAを利用するか、自社倉庫から発送するかなど、配送方法を選ぶことができます。
FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すると、注文の受注から発送、カスタマーサービスまでAmazonが代行してくれるので、業務の負担が軽減されます。FBAを活用すれば、店舗のパフォーマンスが向上し、Amazonからの評価もアップします。

セラーのデメリット

1.固定費がかかる

セラーの出品プランには「大口出品」「小口出品」の2つのプランがあり、出品プランに応じた固定費がかかります。
自社の出品方法に合わせて適切なプランを選ぶ必要があります。
大口出品と小口出品についてはこちらの記事で解説しています。

2.競合が多く、価格競争が激しい

誰でも出店可能なため、競争が激しくなり、価格競争が頻繁に起こります。ショップ運営や商品での差別化はもちろん、価格競争も多いため、適切な価格設定を行うことが売上のため非常に重要です。
Amazonの売上獲得に重要な指標であるカート獲得も、セラーの場合は難易度が上がるため、競争力の高い価格への設定は非常に重要です。

3.利益計算が複雑

商品カテゴリーごとに販売手数料が異なるため、利益計算が複雑になることがあります。

セラーとベンダーの選択におけるポイント

セラーとベンダーのどちらの方法を選ぶかは、自社のビジネスモデルや戦略、リソースに応じて慎重に検討する必要があります。以下のポイントを考慮して、自社に最適な方法を選ぶのがおすすめです。

1.ビジネスの規模とリソース

小規模なビジネスや個人事業主は、初期投資が少なく始められるセラー(小口出品)が適しているかもしれません。対して、大規模な企業やブランドは、安定した販売チャネルと運営の効率化を目指すためにベンダーが適している場合があります。

2.運営の手間とコスト

自社での管理やカスタマーサービスを負担したくない場合は、ベンダーの方が運営が楽です。セラーはこれらの業務を自分で行うため、手間がかかりますが、その分、自由度が高いのが特徴です。

3.価格設定と利益管理

価格の自由度を重視する場合はセラー、安定した価格で売上を確保したい場合はベンダーが適しています。利益計算が複雑になることを避けたいなら、ベンダーの方がシンプルです。

4.市場での認知度と競争

自社商品を広く知ってもらいたい場合、またはカート獲得のチャンスを高めたい場合は、ベンダーの選択が有利です。一方、競争の激しい市場で差別化を図りたい場合は、セラーとして独自の戦略を打ち出すのも良いでしょう。

まとめ

Amazonでの販売方法にはセラーとベンダーの二つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。セラーは価格設定や商品の選択、配送方法に自由がある一方、運営の手間がかかり競争が激しいです。ベンダーは運営の手間が少なく、カート獲得のチャンスが高いですが、価格のコントロールが難しく、招待制であるため誰でも利用できるわけではありません。どちらの方法を選ぶかは、自社の戦略やリソースに応じて検討する必要があります。
さらに、セラーとして売上を最大化するためには、適正な価格設定が重要です。

手作業では時間と手間もかかり、多くの商品の対応が難しい価格調査の作業ですが、プライスサーチを活用することで、より効率的に適正価格を維持することができます。
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